保健所の機能は破綻寸前です。
感染者の追跡調査に追われ、通常の業務は追いついていません。
そんな中出てきた「相談窓口は主治医」
3月、全ての窓口は保健所であったため「海外渡航歴」「発熱4日以上」「基礎疾患、または高齢者」などの要件を満たさなければPCR検査は受けられませんでした。
症状を病院へ伝えると「対応できない」と受診拒否されました。
そりゃそうですよね。
だって、アルコールもマスクもPPEも手に入らない。
そんな中で一般診療患者に混ざって発熱患者の診察なんてできません。
同業者としてその気持ちは痛いほどわかりました。
それが今更ですか???
今後も付き合っていくコロナ。
冬になればインフルエンザとともにマイコプラズマなど、熱中症よりも鑑別が難しい症状の患者さんが山ほど来ます。
そんな中でコロナ疑いも主治医に相談ですか??
開業医の先生方はどこも頑張って診療しています。
クリニックが経営破綻しそうな所も多いです。
お世話になった先生方の所でも、規模を縮小していたり発熱患者を分けるため投資したり。
そこに出てきた「相談窓口は主治医」
小さなクリニックのどこで患者を分けろと言うのか?
なぜ、各地域にコロナ疑い専門外来を設置してくれないのか?
今もなお地域によっては受診拒否があり、困っている人がTwitterで受診できる病院を探しています。
感染者の中には医療従事者も目立ちます。
これから冬が来たら、医療機関はもっと鑑別に悩みながら戦々恐々と診察し、患者さんは「自分はコロナなんじゃないか?」と悩みながら受診に来るのです。
もし寒くなってから感冒症状で受診しようと思う時は、是非事前に連絡してから受診してくださいね。
できるだけ、困っている患者さんを診察したい気持ちは同じなんです。
でも、自分が感染してしまったらなんにもならないんですよ…
そうならない為にも、自分の身を守り、皆さんの事も守る事を考えなければなりません。
そして地域医療が破綻したら、病院の機能も連動して破綻する可能性もあると言う事を知ってもらえると嬉しいです。
でも、もしご縁があって私と遭遇された方、全力で看護いたします!!
それよりも、まずは感染予防でお願いします^_^
written by PICO
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