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GRさんの体験記

関西在住50代半ばの男性です(既往症なし)。


3月下旬、高校生の息子が咳をし始めました。検温したところ37.7度でした。ヒノキ花粉が飛ぶこの季節、毎年発熱を伴う咳をする子なので新型コロナを疑いながらも隔離はしませんでした。息子は4日ほどで平熱に戻りすっかり元気になりました。


やっぱり花粉症だったのかなと安心したのも束の間、4月3日、妻がしんどいと言い出しました。経験したことがない強い痛みを背中に覚えるらしく寝込んでしまいました。一日中寝ているので体温を測ったところ38.3度でした。ショックでした。


妻をそのまま寝室に隔離し、翌日から私も会社を休み自宅待機することにしました。家庭内における感染対策は全く取っていなかったので妻が新型コロナだった場合、私も絶対罹患していると思いました。


案の定、妻の発症日から3日目の4月6日、寒気を感じ検温したところ37.5度でした。覚悟していたとはいえ夫婦同時発熱。大変なことになったと焦りました。


幸いにも妻は5日目には熱が下がり動けるようなり、そのまま軽快していきました。妻の症状は発熱、背筋痛、強い頭痛で咳や味覚障害はありませんでした。


一方私の疑コロナは長引きました。熱こそ38度を超えることはありませんでしたが、平熱に戻るのに15日を要しました。


発症から9日目までは一向に良くなる気配がなく精神的にとてもきつかったです。初めて死を現実のこととして意識しました。急な病状悪化に備え、退職金見込額・預貯金額などを記したメールを下書きフォルダに保存し、呼吸困難が生じた時点で妻に送信しようと決めました。


結局私に現れた症状は発熱、頭痛、呼吸数増加だけでした。咳は出ませんでしたが肺の機能は低下していたと思います。


発症から5日目、インスタントラーメンを食べたあと呼吸がハアハアと激しくなり落ち着くのに数十分を要しました。怖くなって炭水化物を断ちました。安静時でも鼻呼吸では足りず、ときどき口呼吸で補わなければなりませんでした。


また熱の出方が特徴的でした。朝は平熱に戻っているのですが、決まって午前11時くらいに体温が1℃以上駆け上がるのです。下半身から上半身に熱感がジョワジョワジョワと気味悪く登ってくる感じなのです。コロナウイルス達が「ほな今日もそろそろやりましょか」と声を掛け合っているのを想像して恐怖を自ら助長してしまっていました。


37.5度を超える発熱が軽く4日以上続いたので、帰国者・接触者相談センターに一応電話をしてみました。「あなたは検査対象者に該当しない。たとえ新型コロナであったとしても軽症のため自宅で様子を見てください。心配ならかかりつけ医に。呼吸困難になったら再度お電話ください。」予想通りの反応に落胆しましたが、これを毎日何回も言わないといけない保健所の方々にも同情の念を抱きました。


4月22日、やっと熱が退きました。発症以来身体が受け付けなくなっていたコーヒーを飲みたくなったことで治ったと思いました。軽症で済んだうえに新型コロナへの抗体を獲得したはずと得意な気分になりました。考えが甘かったです。


6月26日朝、下痢をしました。食欲が全くなく食べ物を見るだけで吐きそうになりました。微熱を伴うこの症状は4日くらいで収まりましたが、これ以来体調がいまいち冴えなくなってしまいました。足が冷たく、オフィスでフットヒーターを使う日がしばしばありました。このときはまだコロナ後遺症のことは知らず、長梅雨による低気圧不調なのかなと自己診断していました。


7月15日、また下痢・微熱・食欲減退の3点セットが起こりました。これはおかしい、低気圧不調などといった軽いものではないと感じました。この頃からメディアでコロナ後遺症のことが取り上げられるようになり、自分もそうでは?と思いました。


当然別の病気も考えられるので近所のクリニックを受診しました。結果は血液検査・便検査ともに特段の異常は認められないとのこと。基準値を少し外れていたのは白血球数の明細だけでした(好中球が少し高くリンパ球が少し低い)。


4月に自分に起こった疑コロナの経緯をメモ書きと共に説明し、コロナ後遺症についても聞いてみましたが取り合ってもらえませんでした。「新型コロナではなかったと僕は思います。あなたの年齢ならもっと重い症状になっていたはずです。」と言われ、この医師への信頼を完全に失いました(50代はコロナに罹ったら全員重症化すると思っているのか?)。


そうこうしているうちにこの不調は1週間ほどで軽快し、8月は仕事を休みたいほど体調の悪い日はありませんでした。やっと疑後遺症も消失したかとたかをくくっていましたが、9月12日、またまた下痢・微熱・食欲減退の3点セットが起こりました。そしてまたコロナ後遺症をネット検索する日々が再開し、このサイトに辿りつき、体験談を書いています。

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